犬・猫の殺処分をゼロにする

人に癒しや喜びを与えてくれるペット。ペットを飼う人が増える一方で、殺処分されるペットも存在するのが現実です。環境省自然環境局の「動物愛護管理行政事務提要」によると、日本では毎年十万頭近い犬・猫が殺処分されています。

ペット先進国であるドイツでは、日本のように「処分場」が存在せず、殺処分がまったく行われていません。飼い主さんのいないペットは保護専門の施設に入り、保護されたペットは約9割が新しい里親さんのもとで暮らせるようになります。引き取られなかった1割の子たちも、保護施設で最後まで面倒をみます。

日本も変わる時が来ています。犬・猫は人の伴侶となります。セリュールでは、人と動物が共存できる社会の実現を理想に掲げています。「何もかもはできなくとも、何かはきっとできる」という信念のもと、2016年に保護犬ヴィヴィアンを譲渡してもらい、社員犬として大切に育てています。

セリュール犬 ヴィヴィアン

hokenjo.pngヴィヴィアンはミディアムプードルの女の子です。保健所などの保護管理施設から犬をレスキューする活動をしているNPO法人Wonderful Dogsさんから譲渡して頂きました。2016年10月、1歳ちょっとの年齢の時にセリュールに入社しました。
ヴィヴィアンはブリーダーの元で生まれたようです。もう出産できなくなった母親と共に、売れ残ったヴィヴィアンは保健所に連れて来られました。生後半年くらいでWonderful Dogsの代表岩渕さんが引き取り「ビオラ」という仮の名を与えられて保護されました。ビオラ卒業.png

ある日、セリュール代表の長島が何気なくテレビを見ていると、Wonderful Dogsの特集が放映されていました。ずっと保護犬の存在が心のどこかで気になりながら、その存在に目を背けていました。本当は全ての犬たちを救いたいのに、自分の手で救い出せるのが1匹だけで、その1匹を選ぶ事ができなかったからです。テレビの画面にはビオラの元気いっぱいの姿が映し出されていました。「ピーンと来た。この子を引き取りたい」その素直な思いから、すぐに岩渕さんに連絡を取りました。先住犬となるドリーを連れてお見合いをさせて貰い、ビオラと対面をしました。帰りの車の中で、すでに「ヴィヴィアン」と名付ける事は決めたものの、大切な命を育てられるかどうか1週間熟考しました。熟考の上、少しでも殺処分ゼロの活動の手助けになれればと、ヴィヴィアンを譲り受ける決心をしたのでした。


ヴィヴィアンの現在の元気な様子はこちらからご覧頂けます。

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